EnsekiTT Blog

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DELLのハイエンドモニターでデータサイエンティストが在宅勤務する話

つまり何したの?

デルが大好きすぎてデルアンバサダーになったら、ハイエンドモニターを貸してもらえたので、
在宅勤務中のデータサイエンティストが身銭を切っても買うべきか考えてみた。

DELLのハイエンドモニターでデータサイエンティストが在宅勤務する話

借りたモニター

今回借りたモニターはDell デジタルハイエンドシリーズ U4919DW 49インチワイド曲面モニターだ。

www.dell.com


このモニターで僕が最も心躍った点は曲面であることだ。
生まれてこのかたCRTモニタで逆側に反っているものはあったが自分を取り囲むような曲面のモニタは常用したことがなかった。

このモニターで僕が最も心踊らない点は価格だ。
買ったら20万以上する。いくら僕がイケイケフリーランスデータサイエンティストでも20万は多少躊躇するし、
実際はイケイケでもフリーランスでもないのでめちゃくちゃ躊躇する。

いい機会だし試してみよう。

何に使ったか

どんな仕事においてこのモニターが適しているのかを共有するため僕の仕事を紹介する。

僕は仕事熱心なので、ゲームなどをやるときについては参考にならないかもしれないが、購入を検討している方はエッセンスから適しているか読み取ってほしい。

  • お仕事その1: データをサイエンスしてECサイトで最高のレコメンド体験を実現する。(本業なのでふわっとしたことしか書けない)
  • お仕事その2: IoTをAIして日本のエネルギーを最適化し持続可能な社会を実現する。(副業だけど雇われではないので書けるが本業と温度感を合わせる)
  • お仕事その3: 欧州でトラックを運転し安全・安心な物流に貢献する。(本業と副業の作業が立て込んでないときに物を運んでいる)

どうして貸してもらえたのか

デルアンバサダーに応募した。
www.dell.com

私たちと一緒に、デル製品の魅力を発信してくださる「デル アンバサダー」を募集しています。

この文言があることはBlogを書く中で知った。

きっかけはTwitterでハイエンドモニターが借りられると聞いたこと。住所氏名をはじめ、SNSのアカウントなど諸々の情報を渡したら、
佐川急便に足を向けて眠れないほど巨大な箱を送ってきてくれた。

設営

基本的に1人での設営不可能だし、Dellも推奨していないし、今回に関しては借り物を壊してしまうリスクがあるのでやるべきではない。

今回はモニタアームを利用しなかったため、デフォルトの足を取り付けた。ネジ止めはドライバーが必要な背面4箇所、手で締められる底面1箇所だけでシンプルな作りだった。
電源以外のケーブルは使っていたものをそのままつなぎ、電源を入れたらすんなり表示された。
大きさの割に素早く設置できたと思うし、初めて見る曲面のウルトラワイドモニターの満足度はとても高かった。

ここで1本のケーブルが余った。普段、僕が利用しているモニタ(Dell U4320Q)にはUSB-C(やHDMI)から音声をオーディオ端子に出力してくれる機能があり、
そこからPCスピーカーにつないで音を出していた。しかし、それができなかったのは個人的には少し残念だった。

ECサイトのデータサイエンティストが使う

僕は正確にはデータサイエンティストが何人かいるチームのリーダーをしているが、実務もやっているし、
大したリードはできていないのでデータサイエンティストと名乗る。

データサイエンティストにとってモニタサイズは重要だ。

特にEDA(探索的データ解析)ではコードや設計資料だけでなく、データに関する情報、データそのもの、EDAツールのドキュメントなどを行き来しながら作業をすることになる。しかもこの間ずっと打ち合わせが入っていたりするので端っこでZoomが開いていたりする。

EDA中だけでなく実際にモデルを開発してくと、モデルの学習時間に別のモデルの開発だったり、MLOps側の作業だったり、Zoomミーティングを行うことができる。

実用上は何らかのウィンドウSnapツールを入れたほうが良いとは思うが、データサイエンティストに適したモニターだと思う。

IoTサービスのエンジニアが使う

僕は副業でIoTサービスの会社をしている。サービスと言ってもセンサそのものの開発もしている。

Linuxが搭載されたマイコンボードなどを使うこともあるが、このシーンにおいて27インチ2枚相当のウルトラワイドモニターは27インチ2枚よりも使いにくい。

接続するマシンが多くなるとつなぎ替える手間が多いし、繋ぎっぱなしにしても、ディスプレイの一部を別マシンに割り当てる必要がありなかなか使いにくい。
PIP(Picture in Picture)やPBP(Picture by Picture)の機能自体はついているが、それぞれモニタが別にあったほうがやはり使いやすく感じる。

欧州でトラックを運転する

僕は先程紹介した仕事のほかにはもっぱら欧州で物流会社を運営している。

大型トラックという乗り物は、とにかく見通しが悪いし死角が多い。街で大型トラックを見かけたらなるべく近寄らないべきだ。
これはトラックの運転手のスキルがどうとか、大型トラックは危険だからという意味ではなく、お互いのために一般車と比較しても大きめのクリアランスをとっておくべきという話だ。

少し脱線したが、ウルトラワイドモニターはその安全性を飛躍的に上げてくれる。視認できる幅が増えるし、左右確認の速度も上がることで事故は圧倒的に少なくなった。
欧州や北米でトラックを運転するなら、市民の安心と安全のためにぜひウルトラワイドモニターを調達するべきだ。

そして普段はあまり目に入ることのない高級トラックの内装を思う存分眺めることができる。

もちろん渡航して運転しているわけではなくEuro Truck Simulator 2の話なので、ウルトラワイドモニターよりも安いしまずはみんな買おう。
eurotrucksimulator2.com

Dellと僕

今後もなにか貸してもらいたいのでご縁を強調しておく。

PC-9821の頃からNEC信者だった僕がDellを使い始めたのは高校時代、Dimention 8200を買った時だ。当時の雰囲気としては割とパソコンは国産のほうが良いような雰囲気はありつつも、自作パーツであとから拡張しようと思うとDellなどが選択肢に上がってくる頃で経済的な理由と将来の拡張性からDellのお世話になっていた。

ascii.jp
これは、購入を検討してたときの僕が親の顔より眺めたASCIIの記事。


大学時代に初めて自分で買ったノートパソコンもDellサマーウォーズのカズマくんと同じモデル(XPS M1330)だった。
この頃から少しずつMacもいいなーという気持ちになっているが高かったし「Macはー」などと意地を張ってた。
www.itmedia.co.jp
これは、購入を検討してたときの僕が親の顔より眺めたITmediaの記事。

次に購入したのはMacBook Proで走行中の自転車のスポークに挟んで大破させるがそれは別の話。
Macを使うようになってから少し距離ができてしまったが、モニタでは割と会社などでお世話になり続けている。

終わりに

約1ヶ月、ウルトラワイドモニターを利用してきた感想としては49インチは流石に自分の用途だと大きすぎた。
ただ、湾曲は思った以上に疲れにくさにつながっていたと思うので、もう一回り小さいウルトラワイドモニタを縦2段にしたり、
27インチを2枚にするなどの使い方が自分にはあっているように感じる。

今回のサイズでウルトラワイドモニターを買うことはないと思うが、湾曲したウルトラワイドモニターの良さがわかったので
もう一回り小さいウルトラワイドモニターを実際に見に行こうと思う。

貴重な機会をいただけたことを含め、モニタにおいて大は小を兼ねないという当たり前の事実を教えてくれた、Dellには感謝しかない。
今後もお財布に余裕があるときはDellのモニタを購入していきたい。

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
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